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【初心者向け】コーディングの始め方完全ガイド!購入からコーディングを行う方法まで

【2022年11月1日更新】初めて実施する方に向けたコーディングの始め方を集約しています。

こんにちは。OBDeleven販売店の Modifixです。
コーディングを始めるにあたって調べてみると色々な情報で溢れていて、結局どれが正しいのかわからない!といった声を多く頂きました。

というわけで、【コーディングの始め方完全ガイド】を作成しました。

今回の記事は、コーディング初心者の方を対象にコーディングについてからコーディングの実施方法、コーディングの探し方まで、必要な情報だけを必要な順番で解説します。

今回の記事は次のような人におすすめ!
・初めてコーディングを実施したい
・でもコーディングは不安
・そもそもコーディングは何かを知りたい。

それでは、どうぞ!

目次

そもそもコーディングとは?

コーディングとは、車両に搭載されているECUのシステムを書き換えることを指します。

システムの書き換えというと、なんだかプログラマーのようだなと感じる方も多くいると思いますが、そうではないのでご安心下さい。

車両のコーディングは、故障診断機を使って車両のシステムの設定を『変更する』が正しい意味となります。。
えっ変更?書き換えではないの?と思った方も多くいるでしょう。

実はそうなんです。自動車のコーディングは全て車両システムの『変更する』が正しい表現です。

現代の車両は無数に搭載されいてるECU(コントロールユニット)がCAN通信という規格で接続されておりOBDⅡポートを通じて接続が可能です。

ECUは全て独立しており、エンジンやトランスミッション、エアコンなど制御を行い、役割に応じて様々なセンサーが接続されています。
もちろん故障診断で表示される故障コードも各ECUに記録されます。

ECUで構成された車両ネットワークにアクセスできるのがOBDⅡポートです。

故障診断機からOBDⅡポートを経由し、車体のシステムにアクセスすると、故障診断機には車両から読みとった値が表示されます。
表示された項目には、車両に対して変更可能な項目が表示されます。

では実際に、車両とデバイスを接続した際の故障診断機の画面を見てみましょう。
以下の画像は、とある車両で『エンジン始動時のハートビート』を有効にする際の一画面となります。

あるECUユニットの中に
『Welcome Sound』という項目が存在しています。
この項目の中には、ONとOFFの値が存在しており、今はONが選択されています。
このようにして、車両から読み取った項目と値にに対し、値を変更することでコーディングが行われています

車両に存在している項目を書き込む仕様の為、書き込み実施後変化が見られない場合

・車体がその書き換えに対応するシステム・またはハードが対応していない。(装着されていない。)
・書き込みに対する機能が車両メーカーで制限されている。
・他に有効化するべき項目がある。
・ハードまたはソフトウェアのリセットが必要。

コーディングに必要なもの

コーディングに必要なもの、それは故障診断機です。

故障診断機は様々な種類が存在していますが、選ぶポイントがいくつかあります。

STEP
元の車両状態に復元できるか

数あるお問い合わせの中で、
・他のツールを使用したが戻せなくなってしまい故障した。復元方法を知りたい。
・ディーラーでの入庫点検や下取りを受けるには納車時の状態に復元しないといけなくなった
等のお問い合わせを数多く頂いております。大切な車両を壊さない為に、この判断ポイントは大事にしましょう。

STEP
SFD企画に対応しているか

のちほど記載しますが、フォルクスワーゲンやアウディの車にはSFD企画が導入されました。
このSFD企画に対応したツールは限られています。

STEP
正しい手順でコーディングが実施できるか

前述した車両プログラムはLong CodingとAdaptationで実施されています。安易なコーディングであれば問題はありませんが、トラブルが発生した際は解決策を見つけることが出来ません。

この3つのポイントより、コーディング実施においてはOBDelevenもしくはVCDSを推奨しています。

このメディアではOBDeleven 2 PROを使用したコーディング情報をお届けします。

コーディングを始めよう

コーディングを始めるにあたり、2つ注意点があります。

・環境を整える。
・フルバクアップデータを取得する。(一番重要です。)

環境を整える

デバイスを購入し、コーディングを始めましょう!と言いたいところですが、コーディングにはいくつか注意点があります。
以下のSTEPを確認の上、コーディングを始めましょう。

STEP
コーディング実施時は、必ずイグニッション状態で実施して下さい。

イグニッション状態で実施しない場合、想定されないトラブルや書き込みが失敗します。

イグニッション状態とは、電装品が使えるがエンジンが始動していない状態

STEP
ボンネットを開けて施工する。

一部の車両(アウディ:2019年以降、フォルクスワーゲン:2021年以降)のモデルでは、車両セキュリティ対策の為に、ボンネットが閉じられた状態では書き込みが拒否されます。

一部車両では、書き込みを実施する際ボンネットを開ける必要があります。

フルバックアップを行う

お使いのスマートフォンやパソコンで無作為にソフトのインストール繰り返したり設定を変えてしまい、元に戻せなくなりトラブルに至った経験は皆さん1度はあるのではないでしょうか。
車両も同じコンピューターです。
誤ったコーディングをしてしまいトラブルに陥った際に、元の設定がわからなくなる。ということを防ぐためにフルバックアップの実施を推奨しています。

フルバックアップの実施方法は購入時のマニュアルをご参照下さい。

フルバックアップは作業に1時間ほど必要となりますが、大切なお車を壊さない為に必ず実施しましょう。

コーディングの種類について

OBDeleven 2 PROを使用したコーディングには以下の2種類が存在しています。

1クリックアプリ

事前にOBDelevenの販売元メーカーが収集したコーディング情報を元にクレジットを使用し実施するコーディング方法

マニュアルコーディング

車体システムの項目を参照し、任意の値に書き換えを行うコーディング手法。
主にLonCodingとAdaptationを使用します。

コーディングの注意事項

コーディングにおける注意事項を下記の記事に纏めています。
必ずご一読ください。

コーディング情報の探し方

いざコーディングを始めようと思ったが、、知識も情報もない状態では不安ではないでしょうか?

1クリックアプリに関しては、各国の販売店にも施工手順は共有されておらず日本での対応可否の確認が困難な為、本メディアでは原則マニュアルコーディングで案内致します。

そんなコーディング、みんカラ等にあるOBDelevenやVCDSの施工情報を参考にするのもいいですが、
そんな皆様の不安を解消する為に本メディアを立ち上げました。

執筆時点では、掲載コンテンツは少ないですが毎日発信していきますのでどうぞよろしくお願い致します。

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