こんにちは。
OBDeleven販売店の「Modifix」です。今回は、OBDelevenで実施したフルナックアップデータから元の仕様に戻す方法をご案内致します。
実施に当たり必要なもの
1)PC(本章ではWindowsでご説明いたします。)
2)差分比較ツール(diff) – WinMerge
3)復元したいタイミングのフルバックアップデータ(納車時等)
4)最新のフルバックアップデータ
それでは ツールのインストール方法から、差分比較方法までの方法をご説明致します。
3)4)の
バックアップデータに関しては、OBDelevenアプリからお使いのPCへ事前に送付をお願い致します。
1)差分比較ツール(diff) – WinMerge
差分比較ツールとは、名前の通り2つのファイルの差分(ファイルの違い)が確認できるツールです。
差分ツールにはいくつか種類がありますが、当店では以下を使用しています。
WinMerge
ダウンロードと使用方法について
ダウンロードを実施する場合は、下記リンクへアクセス頂き画面上部の「今すぐダウンロード!」を選択して下さい。
![](https://modifix.jp/wp-content/uploads/2023/10/image-1.png)
「exeファイル」のダウンロード先選択画面が表示されるので、任意の場所に保存してください。
ダウンロードした「exeファイル」をダブルクリックし、画面の案内に従いインストール作業を続けてください。
※注意事項
・コンポーネント選択画面で、「言語」配下の「Japanese menus and dialogs」にチェックが入っていることを確認して下さい。
・デスクトップ上にアイコンを配置したい場合は、「追加タスクの選択画面」で「デスクトップ上にアイコンを作成する」にチェックを入れてください。
![](https://modifix.jp/wp-content/uploads/2023/10/image-2.png)
![](https://modifix.jp/wp-content/uploads/2023/10/image-3.png)
パソコンへのインストール作業が完了しました。
差分比較を行う方法について
ここからはWinMergeを用いた差分比較方法について実践形式で解説してきます。
まず、アプリからPC宛に送付したフルバックアップデータをパソコンに保存します。
![](https://modifix.jp/wp-content/uploads/2023/10/image-6.png)
この2つのファイルを選択(Shiftを押しながらファイル名をクリック)した状態で、「右クリック」=>「WinMerge」を選択してください。
![](https://modifix.jp/wp-content/uploads/2023/10/image-5.png)
すると、WInmegeが起動し、選択したファイルの差分表示が行われます。
![](https://modifix.jp/wp-content/uploads/2023/10/image-8.png)
左右の並び順を変えたい場合は
「表示」=>「ペインの交換」=>「1番目と2番目を交換」を選択すると変更が可能です。
![](https://modifix.jp/wp-content/uploads/2023/10/image-11.png)
ここから、差分が発生している項目を検索する為に、以下のアイコン「次の差異」を選択し順に表示していきます。
![](https://modifix.jp/wp-content/uploads/2023/10/image-9.png)
前の際に戻る場合は、以下のアイコン(前の差異)を選択して下さい。
![](https://modifix.jp/wp-content/uploads/2023/10/image-10.png)
※補足※
ロケーションペインという機能を使用することで、全内容のうち、どの辺りに差異が発生しているかを確認することが可能です。
「表示」=>「ロケーションペイン」を選択。
差異が発生している箇所は、色塗りがされるような機能となっております。
![](https://modifix.jp/wp-content/uploads/2023/10/image-14.png)
差異確認に戻ります。
以下項目にて、差異が発生していることが確認できました。
![](https://modifix.jp/wp-content/uploads/2023/10/image-12-1024x178.png)
17 Dashboardのコントロールユニットのロングコーディングで次のように変更が発生しています。
変更前:A58538C2EC88000C0283E4609080001008002200
変更後:A58438C2EC88000C0283E4609080001008002000
他には、以下の項目で変更が発生していました。
![](https://modifix.jp/wp-content/uploads/2023/10/image-13-1024x54.png)
ここには該当のコントロールユニットが表示されていませんが
上部に遡ると「46 Comfort System」であることが確認できたので
この設定は変更は以下の通りです。
46 Comfort System
Adaptation
ターンシグナルコントロール
ワンタッチターンシグナル、点滅サイクル
3=>4
このような形で変更履歴を抽出し、差異が発生している箇所確認したうえで、再度書き込みを実施し復元を行ってください。
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